組織の「文化」をつくる


私はマネジメントシステムの構築に携わって
早23年ほどたちます。

組織のルール作りのお手伝いをずーとしてきました。
でも最近特に思うことは
ルールで働く人を窮屈にさせてこなかったかと
自らの仕事を振り返ることが良くあります。

マネジメントシステムとは、
管理ルールのシステム化

必要なルールを決めることで
組織のルーティンワークを単純化する側面があります。
このように良い側面もあれば
組織を縛り付ける側面もなくはないかもしれない。

いくらルールで管理を徹底しても
ミスが減らないのはなぜか、
品質が良くならない理由は?

そこには、品質を保つ文化、
セキュリティを維持する文化
「文化」の存在が問われると思うんですね。

文化とは各テーマにおける
考え方と行動に影響を与える
価値観、信念、規範を
共有することですね。

つまり風土をつくること。

例えば・・・
・チームの誰かが品質に関する懸念を遠慮なく提起する風土
・従業員が理解しやすい文書、わかりやすさや言語上の工夫がなされている文書
・従業員が手順書の策定自体に関わって参加している
・従業員の体験したニアミスが共有され、改善に活用されるような風通しの良い報告の風土

このような「文化」形成は
最近私も話題にしている心理的安全性にも
深くつながると考えられるのですね。

人が働きやすく、
かつパフォーマンスが上がる文化づくり

これを今後のマネジメントシステム構築にも
活かしていけたらと考える昨今です。