組織と個人の意識を共通化

さて、働く人の関心事を改めて考えると
生活の安定、家族の幸福
自分の好きなことを実現できる

ということが意識の源泉ではないかと思います。

統計をみても、おおむねそのような傾向も見られます。

誰もが安定的な、できれば長く続く幸せを求めるのは
至極当然のことですから。

でも、組織を管理する経営層、管理層は
当たり前のように若手に対して
「組織の成長」を問いますが
そこにはどうしても組織と働く人の意識の隔たりがあるのですね。

組織の成長は、個人の幸せにつながることが約束されている
報奨制度が明確であれば別ですが
どこまで追求しても、組織の提供する報酬と個人の欲求には 
質的にも量的にも隔たりがあります。

質的な隔たりにおいては

組織が求める「利益・売り上げ」 
それに対して個人の求める「報酬」

組織が求める「会社の知名度」 
それに対して個人の求める「自己実現」「自己承認」

というようなことでしょうか?

では、管理者、経営者は 
経営の発展のために 
どのようにすれば社員の意識を 
「組織の成長」に導くことができるか・・・・・

そのために大事なことは 
組織の社会における存在理由を明らかなものにするということです。

それは社会にどのように貢献するかという問いです。

個人も、社会に貢献して 
社会から(もしくはお客様から)よろこばれたいという意識は 
否定しないでしょう。