真摯であること

このような時代の変革期に見直すべきことはなにか・・・
ということについて、この自粛の日曜日に考えています。

今は、己のしている仕事のあり様が、本当に誠実であったか
見直す時期と思っています。

品質、環境、食品の安全、労働安全など
あらゆるテーマでマネジメントシステムの導入をしてきました。
そして、審査機関から組織のシステムの国際規格への適合を
認証してもらう(認めてもらう)ためのお手伝いをしてきたわけですが

認証というのは、品質や安全レベルが高いことを認められているわけではないことは
本来のこのマネジメントシステム認証の特性ですが
その組織の、品質や安全への「在り方」や「姿勢」が誠実であることは
認証によって認められているはずなのに、
あまりそうなっていない現実もあります。

今、このような世の中にあって、あらゆる情報が錯そうする中で
「たしかなもの」を誰もが求めていると感じます。
その意味で、今、本当に必要なのは「信頼」「信用」かもしれません。

政府が信用できるか・・・
メディアが信頼できるか
社会はどうか。
組織はどうか
そして自分自身も信頼できるか・・・


認証ということにかかわる者として・・・
認証とは、その組織に国際標準に適合したマネジメントが
存在していることを、顧客に代わって認めることを意味します。
すべての規格において説明責任を求めているわけで
言い換えるなら、認証された組織は、”誠実さ”をトップマネジメントは宣言していることになり
それを審査機関は認めているわけですね。

本当にこの組織は信頼に値するのかの物差しであるはずの
ISO認証の意義について否定的な意見が多いことも
現実あると思います。

いまこそ、ISOマネジメントに向き合う者として
誠実な支援ができているか、組織の誠実さへの取り組みの
支援ができているかを、自らに愚直に問いたい
と思う今日です。